蒸発残分

蒸発残分とは、水試料を蒸発させた後に残る固形物質のことを指します。

これには、水中に溶解している無機物や有機物が含まれます。蒸発残分の量は水質の指標の一つとして重要です。

蒸発残分は、水試料を蒸発させ、その後に残る固形物の重量を測定することで評価されます。

蒸発残分とは

蒸発残分とは、水試料を蒸発させた後に残る固形物質のことを指します。これには、水中に溶解している無機物(カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど)や有機物が含まれます。蒸発残分は、工業排水や自然水の品質管理において重要な指標となります。

蒸発残分には、有害な化学物質や高濃度の塩類が含まれることがあります。これらは設備の腐食やスケーリングの原因となることがあります。また、蒸発残分は飲料水の水質基準の一つとして設定されており、基準を超えると健康や飲料水の味、色、臭いに影響を及ぼす可能性があります。自然環境においても、蒸発残分の管理は重要です。高濃度の蒸発残分は水生生物に悪影響を及ぼすことがあり、生態系の維持にも注意が必要です。

したがって、水処理施設では蒸発残分を減少させるために、適切な前処理と逆浸透(RO)膜やイオン交換樹脂が使用されます。

蒸発残分の測定方法

    乾燥残留物法
  • 一定量の水試料を蒸発させて残留物を乾燥し、その重量を測定する方法です。この方法は、正確な蒸発残分の量を得るために使用されます。しかしながら、試料を乾燥炉で一定温度(通常103℃〜105℃)で乾燥させるため、測定に時間がかかります。
    フィルター法
  • 水試料をフィルターでろ過し、フィルター上に残った物質の重量を測定する方法です。この方法は、迅速に蒸発残分を評価するために利用されますが、非常に細かい粒子や溶解した物質はフィルターを通過する可能性があるため、全体の蒸発残分量を過小評価することがあります。